【所さんの目がテン】免疫力を高める(上げる)食べ物・飲み物とは?

2020年4月19日

免疫力を上げる食べ物・飲み物・入浴方法・ストレス対処法まとめ。

2020年3月8日放送の所さんの目がテン!で、「感染症に負けない! 免疫力アップSP」という特集をやっていました。

内容は主に、免疫力を上げる食べ物(レシピ)や飲み物、他にも入浴方法、ストレス対処法などを解説してましたね。

所さんの目がテン。公式ツイッターより。

今の時期、免疫力UPはかなり大事なことですし、個人的にも気になったので、放送内容をまとめてみました。

免疫には生まれながらに持っている自然免疫と次第に獲得している獲得免疫の2つがある。免疫力アップにはバランスのよい食事やストレスの軽減などが大事だという。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

免疫力を高める食べ物1「リンゴの皮・野菜の皮のスープ」

免疫力を上げる食べ物1「抗酸化物質の多いリンゴの皮など」

免疫力を高める食べ物、1つ目は抗酸化物質の多い「リンゴの皮と、野菜の皮のスープ」

リンゴの皮には抗酸化物質である「ポリフェノール」が多く含まれているので、皮ごと食べるのが良いそうです。

名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科・下方浩史教授によると、「ポリフェノールは動脈硬化・がん・老化を防ぐ作用がある。だから(リンゴの)皮のまま食べる方が良いと思います。」とコメント。

免疫力アップ術を紹介。1つ目が抗酸化物質。抗酸化作用とは抗酸化成分が活性酵素の働きを抑制し、細胞を傷つけにくくすること。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

野菜の皮・ヘタのスープ(ベジブロス)

野菜の皮(くず)を水で20分煮込んだスープから抗酸化物質をゲット。
野菜の皮やヘタを煮込んでスープにすることで、中の細胞壁が壊れて溶け出し、食べやすく栄養満点の食事になる。※動画は野菜のクズを使ったベジブロスの作り方解説。

他にも抗酸化物質が豊富に含まれる、野菜の皮やヘタ(キャベツ、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、トマト、ブロッコリー、かぼちゃ、なす)なども良いそうです。

これらを水で20分煮込んでスープにすると、細胞壁が壊れてスープに溶け出し、美味しく頂けます。

※参考:「ベジブロス」の作り方&活用レシピ10選!向かない野菜も把握しよう

免疫力を高める食べ物2「きくらげ・芋づくし味噌汁」

毎日の味噌汁で抗酸化&疲労感。オススメの味噌汁を2つ紹介。

味噌に含まれる「大豆イソフラボン」には抗酸化作用があるという。

共立女子大学臨床栄養学・上原誉志夫前教授によると、みそ汁に具材を入れると、具材の栄養成分も一緒に摂取できるので、とても優れた健康食なんだそうです。

番組では、ビタミンDが豊富なきくらげを使った「疲労回復味噌汁」と、食物繊維たっぷり芋づくしの「免疫力アップ味噌汁」の作り方を紹介していました。

免疫力アップ術の食べ物編を紹介。みそに含まれるイソフラボンは抗酸化作用があるという。きくらげを使った疲労回復みそ汁、食物繊維たっぷり芋づくしの免疫力アップみそ汁を紹介した。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

きくらげを使った疲労回復味噌汁の作り方(レシピ)

出典:番組HP

材料(2人分)

疲労回復みそ汁の材料2人分。
  • 豚肉70g
  • 生黒きくらげ70g
  • にんにく1/2片
  • だし汁300cc
  • みそ16g

作り方

  1. 豚肉を食べやすい大きさに切る。
  2. きくらげの石づきを取り、さっと下茹でして食べやすい大きさに切る。
  3. にんにくをすりおろす。
  4. 鍋にだし汁を入れて温める。
  5. 豚肉・きくらげ・にんにくを入れて火を通す。
  6. 味噌を溶いて完成。

共立女子大学臨床栄養学・上原誉志夫前教授によると、きくらげは通常不足しがちなビタミンDを豊富に含んでおり、免疫力を高めるという。

そして豚肉とにんにくはビタミンB群が豊富で、こちらも免疫力アップに良いそう。

芋づくし免疫力アップ味噌汁の作り方(レシピ)

出典:番組HP

材料(2人分)

芋づくしの健康みそ汁の材料2人分。
  • じゃがいも70g
  • さつまいも50g
  • 山芋50g
  • だし汁300㏄
  • みそ16g

作り方

  1. じゃがいも:1cmの角切りにして、5分ほど水にさらす。
  2. さつまいも:1cmの角切りにして、5分ほど水にさらす。
  3. 山芋:1cmの角切りにする。
  4. 鍋にだし汁・じゃがいも・さつまいもを入れ、やわらかくなるまで煮込む。
  5. 煮崩れしやすい山芋は、味噌を溶く直前に入れます。
  6. 最後に味噌を溶いて完成。

これで食物繊維たっぷり、芋づくしの免疫力アップみそ汁が完成。

食物繊維で多く作られる「酪酸」とは?

酪酸とは、免疫系に作用し、炎症やアレルギーを抑える物質。

食物繊維が豊富な食事をとることで、多くの「酪酸」が作られると考えられています。

腸内に酪酸が増えることで、炎症やアレルギーを抑えることが期待でき、結果的に免疫力アップになるという。

狩猟採集民族ハッザは普段から食物繊維が豊富な食生活をし、腸の中に酪酸菌と呼ばれる腸内細菌がたくさんいるという。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

※酪酸はサプリでも摂ること出来ます↓

特にオススメの味噌は「仙台みそ」

みそ汁を作る際に、特にオススメの味噌は「仙台みそ」だという。

仙台みそは老化を抑える抗酸化物質をたくさん含んでいる。

東京農業大学応用生物科学部醸造科学科・前橋健二教授によると、仙台みそは蒸して作られているため、大豆イソフラボンが多く残っており、白味噌の10倍以上だそうです。

仙台みそは老化を抑える抗酸化物質をたくさん含んでいる。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

※宮城県産・本場 仙台みそ↓

免疫力を高める飲み物1「ホットミルク」

ホットミルクでリラックス&免疫力アップ。

金沢工業大学心理科学科・神宮英夫教授によると、ホットミルクを飲むとリラックス効果があり、ストレスの軽減、免疫力アップに良いという。

ホットミルクを飲むとリラックスするといい、砂糖溶液とホットミルクで検証した結果、ホットミルクを飲んだあとの方がリラックスしている結果となっている。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

免疫力を高める飲み物2「お茶」

免疫力アップ術・お茶をたくさん飲む。

お茶をたくさん飲むことが免疫力アップになるという。

番組では1日に15杯も飲む人が紹介されていました。

名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科・下方浩史教授によると、「お茶を飲むことで、カテキンが血行の老化を防ぎ、これが全身の老化防止につながる」とのこと。

他にもイチゴなど、ビタミンCを含む食品を食べることで、免疫力アップが期待できるそうです。

静岡県民の健康長寿の秘密はお茶で、お茶の免疫力アップ術についてはお茶をたくさん飲むことだという。健康寿命全国1位山梨県はフルーツ王国といわれ、イチゴなどビタミンCを含む食品で免疫力アップに期待できると紹介した。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

【お風呂でヒートショックプロテイン】免疫力を上げる入浴方法とは?

免疫力アップ術→週に1~2回、熱めのお風呂に15分入る。
医学博士・前田教授によると、41度の少し熱めのお湯に15分つかると体温が38度以上になる。

東京工科大学・応用生物科学科で医学博士の前田憲寿教授によると、免疫力を上げる入浴方法は「週に1~2回、少し高め(41度)のお湯に15分つかる」だという。※

大事なポイントとして、入浴後にしっかり保温すること。

※すでに発熱している人や、高血圧、心臓疾患など体に不調のある人は、負担が大きいため注意が必要です。

ヒートショックプロテインとは?

ヒートショックプロテインとは、ショック(刺激)が加わったときに、体内に作られるタンパク質。

体が38度以上に温まることで、「ヒートショックプロテイン(HSP)」というタンパク質が造られます。

その、ヒートショックプロテインが、免疫細胞の数を増やしたり、ウイルスの侵入を防ぐと言われているそうです。

前田教授によると、この入浴法は毎日行う必要はなく、ヒートショックプロテインは熱刺激を受けてから2日間くらい増え続けるそうです。

入浴剤ありが特にオススメ

泡の出るタイプの入浴剤を入れることで効率的に体が温まり、ヒートショックプロテインが短時間で発生するため、そのぶん体の負担を減らせるので特にオススメだと前田教授は話していました。

炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させるタイプの入浴剤を入れると、さらに効率的にヒートショックプロテインが出て、血流がよくなるのでオススメとのこと。

入浴は体が温まり血流が向上して細胞が活性化する。免疫力アップの入浴方法は高めの温度で入浴すること。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

※炭酸濃度が特に高い入浴剤「バブ メディキュア」

免疫力を上げるストレス対処法「ため息」「作り笑い」

ストレスの対処法・軽減方法。

ストレス対処法1「ため息」のやり方

  • 4秒鼻から息を吸う
  • 8秒かけて息を吐く ※吐く息を長く
  • これを1分間繰り返す

順天堂大学医学部・小林弘幸教授によると、長くため息をすることで、頸動脈にあるセンサーが刺激され、副交感神経の活動が活性化されるという。

ストレス対処法2「作り笑い」

  • 口角を上げたり下げたりする。
  • これを1分ほど繰り返す。

小林弘幸教授によると、人間は緊張したり呼吸が浅い時は、顔がこわばって、顔の表情筋が硬くなるという。

その表情筋を、作り笑いで緩めることによって、顔の血流がよくなって、自律神経にも影響を与えるとのこと。

また、名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科・下方浩史教授によると、本当の笑いにも効果はあり、「笑うことは免疫力を高めて、血流を良くして老化を防ぐことができる」と、話していました。

専門家いわく、おすすめのストレス対処法1つ目は「ため息」で4秒鼻で吸って8秒かけて吐くこれを1分間行うこと。2つ目は「作り笑い」で顔の血流が良くなり自律神経にも影響を与えることだという。

https://datazoo.jp/tv/所さんの目がテン!/1345102

以上が、2020年3月8日放送された、所さんの目がテン「免疫力アップSP」の放送内容でした。

少しでも感染症予防の参考になったら幸いです。

それでは!